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自由と平和の尊厳に関する長崎県宣言
〜核兵器の廃絶を願って〜
子孫に美しく豊かな地球を引き継ぐことは、今を生きる私たちに課せられた責務である。
しかしながら、この世界は、今なお戦乱、飢餓、地球的規模で進む環境汚染などの多くの課題に直面している。
殊に、被爆体験をもつ私たち長崎県民は、人類を破滅させて余りある核兵器の存在に重大な関心を有している。
私たちは、自由で平和な社会を実現してきたところであり、この成果を誇りとし、世界のために貢献したいと考えるものである。
今日、世界は、不信と対決の時代から、対話と協調の時代へと転換しようとしている。
ここに、私たちは、全人類の自由と幸福並びに世界の恒久平和の実現をめざすため、国の堅持する非核三原則のもとに核兵器の一日も早い廃絶を願い、「自由と平和の尊厳に関する長崎県宣言」を行う。
平成2年12月17日 長崎県
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