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もやい(「ながさき部落解放研究」)31号〜40号
「ながさき部落解放研究」 31号 1995.10
第48回全同教の開催にあたって・・・水田 勝
遠いナガサキに終わらせることなく−被爆地ナガサキから自らの生き方を−・・・清原 隆宣
いじめ(差別)の克服をめざして(反差別の集団づくり)・・・平山 恵昭
敗戦50年・差別からの解放の歩み(U)・・・岩松 繁俊
部落差別はなくなりつつあるのか(3)・・・山口 渉
長崎県同和行政の歩み・・・長崎県生活環境部同和対策室
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「ながさき部落解放研究」 32号 1996.3
肥前諫早領での近世「被差別」部落の形成とその役割・・・阿南 重幸
第48回全国同和教育研究大会を長崎で開催−その成功をめざして−・・・第48回全国同和教育研究大会長崎県実行委員会
第48回全同教研究大会(長崎)でめざすもの
長崎の「同和」教育の課題は何か・・・長崎市同和教育研究会事務局
「のりちゃんとともに」(全同教三重大会での報告)・・・長崎市立小島小学校 飛石 智恵美
思いを紡ぐ営み−松原三中と江平中との交流−・・・大阪府松原市立第三中学校 花澤 光正
『犯科帳』史料紹介−「部落」史関係記事−・・・長崎県部落史研究所
大村藩史料紹介−「口上覚」について−・・・橋口 和孝
「ながさき部落解放研究」 33号 1996.10
「同和」教育への提言・・・山口 渉
「人権と同和問題についての意識調査」について・・・藤澤 秀雄
江平中の同和教育−同和教育の始まりと部落研活動まで−・・・傳 均
島原半島における「部落」史と「同和」問題・・・阿南 重幸
現代の部落解放運動 年表(草稿)・・・山下 信哉
『犯科帳』史料紹介−「部落」史関係記事−・・・長崎県部落史研究所
「ながさき部落解放研究」 34号 1997.3
「国連人権教育の10年」と「同和」教育・・・平山 恵昭
「人権と同和問題についての意識調査」と高校生の意識・・・池田 芳信
「同和教育−何をどう展開するか」・・・長谷川 哲朗
第48回全国同和教育研究大会を終えて・・・新田 力
書評−『ナガサキを問いつつあしたへ』・・・遠山 博文
『犯科帳』史料紹介−「部落」史関係記事−・・・長崎県部落史研究所
「ながさき部落解放研究(もやい)」 35号 1997.10
子どもの笑顔に出会いたくて−新しい同和教育の広がりを求めて・・・野本 美和子
鏡としての《神の杖》を読む・・・田中 良彦
長崎の自由民権運動と東洋社会党・・・橋口 和孝
物語ということ・・・川端 強
『犯科帳』史料紹介〔天文四年(1738)〜明和六年(1769)〕−「部落」史関係記事−・・・長崎県部落史研究所
「ながさき部落解放研究(もやい)」 36号 1998.3
特集 にんげん・・・渡邊 暁美・田中 良彦・二瓶 浄幸・塩屋 秀見・加藤 信夫・橋川 多喜枝・坂本 栄子・西畑 望
「中馬込小学校の設立」の授業に取り組んで・・・長崎市同和教育研究会 伊藤 闊
部落史の授業をめぐって−価値観に縛られないで−・・・阿南 重幸
世紀転換期ヨーロッパにおけるユダヤ人の表象分析−サンダ−・L・ギルマンの『ユダヤ人の身体』をめぐって−・・・園田 尚弘
『犯科帳』史料紹介〔明和八年(1771)〜天明三年(1783)〕−「部落」史関係記事−・・・資料紹介チーム
「ながさき部落解放研究(もやい)」 37号 1998.10
特集 第17回九州地区部落解放史研究集会
なぜ、部落差別は残ったのか−「解放令」前後をめぐる状況−
「横田日記」から復権同盟にみる明治初年の福岡(石瀧 豊美)
解放令前後 福岡県(竹森 健二郎)
熊本県(樋口 輝幸)
大分県(一法師 英昭)
宮崎県(稲森 健蔵)
長崎県(阿南 重幸・梅崎 純司)
佐賀県(中村 久子)
江戸時代末から明治初年に至る九州の部落史資料年表(1860年〜1877年)
「ながさき部落解放研究(もやい)」 38号 1999.3
特集 体験的参加型学習
−提言− 今、子どもたちは・・・石村 榮一
夢・わたし・未来…体験的参加型学習への展望…・・・野本 美和子
体験的参加型学習の実践・・・傳 均
私の「体験的参加型学習」との出会い・発見・・・岩川 克行
人間は関係。人間は綜合。−体験的参加型学習・彗星舎の実験−・・・田中 良彦
体験的参加型学習を通して核廃絶を考える・・・川副 忠子
ナチズムとシンティ・ロマ・・・園田 尚弘
全同教大会に参加して
私も一員に・・・浦田 隆史
うれしい気持ち・・・増山 和彦
『犯科帳』史料紹介〔天明三年(1783)〜天明八年(1788)〕部落史関連記事・・・資料紹介チーム
「ながさき部落解放研究(もやい)」 39号 1999.10
特集 「人権教育のための国連10年」を長崎で
同和教育の更なる発展をめざして新しい人権教育の風を・・・荒木 壽美
シンポジューム
「人権教育のための国連10年」長崎県行動計画
パネラー・・・松田 元生・山中 照幸・山口 渉・石村 榮一
司会・・・藤澤 秀雄
『犯科帳』史料紹介 寛政元年(1789)〜享和元年(1801)−部落史関連記事−・・・資料紹介チーム
◆編集後記
◇ 荒木氏には、長崎県の同和教育をめぐる現実について、思い切った発言をしていただいたように思う。自分たちの足下をしっかり見つめ、何が出来るのか一緒に考えていきたい。周知のことであるが部落問題は、人権問題である。決して対比されるものではない。「人権の基礎学力」(文中)がいかに個々の課題と結びついていくのか、部落問題をどんな観点からみようとしていくのか、大いに論議していきたいものである。
◇ 長崎県は本年五月、「人権教育のための国連一〇年」県行動計画を策定公表した。シンポジュームでは、当事者、教育、運動の関わる四者からそれぞれ意見をいただいた。パネラーの方々、そして熱心に討議していただいた参加者の皆様に感謝したい。ただ、感想を述べさせていただくと、やはり具体性と広がりに乏しいように思う。いっそ、県民あげて国際人権フェティバルでもやってみたら。おしかりを覚悟で。
◇ 「犯科帳」の史料紹介が進み、いくつかも興味ある事件に出くわしている。本誌では、寛政五年の「死牛取扱いについて」であろう。肉を煎じて売り払うとは初耳だ。(あ)
「ながさき部落解放研究(もやい)」 40号 2000.3
特集 部落問題学習
提言 部落史学習に考える・・・竹森 健二郎
シンポジューム
「部落史を如何に伝えるか」−史実と授業に係わって−
桐原 健司(福岡市同研)
伊藤 闊(喜々津小学校)
一法師 英昭(大分県部落史研究会)
六年一組社会科支援案・・・平山 忠明
第3回「部落問題学習」実践交流会(報告)・・・道津 喜八郎
部落の起源〜部落史観の見直し〜について・・・阿南 重幸
『犯科帳』史料紹介[享和二年(1802)〜文化五年(1808)]
◆編集後記
◇ 本誌の発行が大幅に遅れたことをまずお詫びしておきます。
◇ 特集は、「部落問題学習」。先日のパネルディスカッションでは、桐原氏・伊藤氏・一法師氏に大いに語っていただいた。参加者からも、多くの質疑をいただいた。この論議は共通にしておきたい前提がある。そうでなければ、単なる議論だとか、批判で終わってしまう。その前提とは、簡単にいえば、部落問題学習あるいは部落史学習が変わらざるを得ないということだ。時代の変化、研究の有り様、そこから、導かれたものが今ここで問題となっているからだ。その糸口になりそうな本が出版された。『同和教育への招待』(解放出版社)、まずは「第一章
私たちの部落問題」から。
◇ 部落解放同盟長崎支部、前支部長 長門隆明氏が先日(5/11)お亡くなりになられた。青年期、長崎水平社に関わりを持ち、靴職人を続ける傍ら、生涯部落解放運動に身を捧げられた。研究所の設立・運営・活動と、すべてにわたってご尽力もいただいた。聞き取りの録音テープは数十時間に及び、長崎の解放運動の骨格をつくった一人だ。晩年は病に伏せられたが、八十数歳に至るまで、私たちの頼もしい牽引者であった。心からご冥福をお祈りしたい。享年八六歳。(あ)
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